カシミールサファイアとは
最高品質のブルーサファイアは、いわゆる矢車菊色のブルーサファイアは、
ヒマラヤ山脈の北西にある、インドのジャム・カシミール州ザースカール地区で産出しました。
海抜4480メートル、一年の内、2~3ヶ月を除いてはほとんど万年雪に覆われているこの地方で、
最初に発見されたのは、雪崩による偶然といわれています。
しかしサファイアの鉱床は、北西ヒマラヤのカンスカール連峰にある長さ800メートル、
幅約400メートルの小さな谷にあり、現地の人はここでサファイアが採れることを
知っていた様なふしがあります。
最初にサファイアが発見されたのは、谷の底からではなく、崖の上の方にある壁面からでした。
しかし数年後、谷底全体が実は白い「巨晶花崗岩」の薄い層で覆われており、
その上に1メートルほどの表土がかぶさっており、谷底の巨晶花崗岩の中に多くのサファイアが
あることがわかりました。しかし、気象条件が厳しい為、鉱山hあ1924年の
カシミール鉱山調査所による調査まで閉鎖されてしましました。
崖の上から採れたサファイアは形も良く、大きなものが多かったのですが、
谷の底から採れたものは水によって摩耗し、結晶の形も崩れているものが多かったようです。
採掘方法ははっきりしませんが、手で拾い集めたり鉱石を洗う桶を使うなど、
極めて原始的なものだったようです。
現在ではほとんど産出しません。
現在みることのできるカシミールサファイアは、ほとんどがアンティークジュエリーからのものと
いってもよいでしょう。宝石収集家が最も欲しがるコレクションのひとつです。
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